おじさんはいい。なぜだかおじさんを見るとイラストにしたくなる。
夜も働く交通整理のおじさん、ランニングとももひきででうろうろするおじさん、若い子にまじってソフトクリームを食べている仕事帰りのおじさん、へべれけに酔っぱらっちゃってるどうしようもないおじさん、いやー巨人だめだね、とおしぼりで汗を拭くおじさん。

おじさんは何をしても絵になる。いろんなものがにじみ出ている。
そんな魅力的なおじさん達をいつもはちらっと見てるだけだったけれど、じーーーっと見たらまた何かおもしろい魅力がでてくるかもしれない、そんなわけで気になったおじさんについていってみることにした。
知られざるふつうのおじさんの世界!
番外編 「おじさん達とゆく温泉旅行/その1」
尾行というタイトルですが、おもしろい事があったので今回は番外編です。

幼なじみのせっちゃんから突然メールがあり、「仕事でお世話になっているおじさん達と温泉旅行に行くんだけど、るみちゃん行かない? セクハラなどは一切ないから!」と。怪しい気もちょっとしたが、このようなものを書いているわたしとしては、タダでいい宿に泊まってネタもつかめる! こんなチャンス2度とないぞとふたつ返事で行くことを決めました。

さて当日、集合は東京駅に10時。10時ちょっと前に待ち合わせ場所を探しているとせっちゃんの電話が鳴った。「どうしたんだ?迷ってるのか?」と催促の電話。わたし達2人以外はすでにそろっているらしい。時間きっちり。前途多難な予感がしました。着くとそこには3人のおじさんとわたしより少し年上の女性がおりました。

ここで今回の登場メンバー6人を紹介します。(すべて一応仮名)
○あきらさん
一番年輩。大変まじめで、仕事を愛している。
○佐藤さん
一番若手。酒豪。おそらく一番の若手ということでガイド役をやらされていた。
○堺さん
年はあきらさんと佐藤さんの間くらいだと思う。ちょっと中年太り気味。新婚?らしい。
○ようこさん
佐藤さんつながりで、今回参加となった。年はわたしより少し上、かつ営業職なのでしっかり者。あねご肌。
○せっちゃん
幼稚園からの幼なじみ。家族ぐるみのつきあい。
○わたし

b0104593_21401930.gif


わたし達が到着して全員集合。紹介もままならないうちに、お弁当を買いにデパートへ行くことになる。
「好きなものを買いなさい」とあきらさん。ここからおじさんの気前のよさが炸裂し始める。会ったばかりの人にお弁当を買ってもらうのはさすがに気がひけたが、ずっと食べたかったお弁当を発見したので、買ってもらった。佐藤さんとようこさんは、中華のおかずと、お寿司を半分ずつするというようにしたみたいだった。他の人はお寿司を買っている人が多かった。そしておじさん方はお酒をけっこうな量買い込む。ビールと酎ハイ。わたしも350ml缶のビールを買ってもらった。買ってもらってばかりでは悪いと思い、女性陣でデザートのいちご大福を買う。ゆっくりお弁当を買っても電車の発車時刻まではあと1時間くらいある。

集合早いよ〜という気持ちでいっぱいだ。どうもあきらさんが時間を心配しているようだった。

構内の休憩所で座って待つ。女性陣はお決まりのようにトイレにいったりして時間をつぶす。もちろんわたしも。
20分以上前だがホームへ行くことに。佐藤さんに切符をもらう。グリーン車だ。

b0104593_21404838.gif

4人の箱席にあきらさん、堺さん、せっちゃん、わたし。隣の2人席に佐藤さんとようこさん。「ぼくとでいいの?悪いね」と佐藤さんはようこさんに気を遣っていたが2人ともお酒好きなので徐々に打ち解けたようだった。こちらの席もちょっと緊張はしていたものの、仕事の話など話し出す。わたしがイラストレーターということもここで言った。おじさんを描くのが好きというのも言ったのでちょっとびっくりしたようだったが、おもしろがっていただけたのでほっとした。「ぼくら描かれちゃうなー」と言うので「いやいや〜」と流したが思いっきりここに描いてしまっています。ごめんなさい。

 おじさん達はお弁当を食べ終わってからがんがん飲む。1人、ビール500ml缶3缶は飲んでいたんではないだろうか。しかしそれでは足りないらしく、車内販売でも追加で買っていた。わたしのまわりにはそんなに酒豪はいないので、ちょっとびっくりする。堺さんはせんべい持参。ピリカラのちっちゃい揚げせんべいで、ビールがすすむ。少しほぐれてきたかなーところでもう湯河原に到着。早い早い。グリーン車はなるほど快適だった。


駅からはタクシー移動。悠々だ。ちょっと寂しい温泉街をぬけて宿に到着。立派なところである。着くとおかみさんが迎えてくれて、こぶ茶をいただく。部屋に案内され、この旅初めて、女子3人だけになる。でこたつに入りほっと一息。夕飯までは時間があったので、近くの足湯までいってみることにする。

行く途中、温泉街らしい射的屋を発見。玉で変な人形打って何が楽しいんだと思っていたけど、当たると爽快感があり、わりとおもしろかった。

b0104593_21405756.gif


しかし景品は本当にいらないものばかりで、「何もいらないですからこの人形一つ下さい」と的の人形をもらおうとしたが、おばさんにニコニコと、「それはだめなんですよ〜」と言われたのであきらめた。しょうがないのでワニの形をしたプラスチックの首からさげれるしゃぼん玉をもらった。が、液はすべてでていて、中はからっぽ。まわりは濃縮されたしゃびぼん玉液でべっとりだった。

b0104593_2141539.gif


少し歩いて「独歩の湯」に到着。公園内に足湯広場のようなものがある。いろんな足湯があって、老若男女がずぼんをまくりあげ足を湯につける光景はちょっとおかしい。体もぽかぽかしてきてなんとなく旅行気分になってくる。お腹減ってきたね〜と途中でお水やみかんを買って食べながら宿に戻る。
部屋に戻り隣の部屋の様子を伺うともう浴衣で飲んでいるご様子。
ようこさんは仕事が忙しいらしく、電話がなりやまない。大変そうだ。せっちゃんとわたしは一足先に温泉へ。幼なじみのせっちゃんとは幼稚園からずっと一緒で、近所で会ったりするけど温泉にきたりするのは本当に久しぶりなのでちょっとしみじみ。

さて、温泉にもつかりメインの夕食!部屋食ではないので、あきらさん達に声をかけて、食事の部屋へ向かう。佐藤さんの手には焼酎の一升瓶が。。

部屋は15畳くらいの畳の部屋。向かいあうように、席がつくってある。わたしは一番はじっこの下座にあたるところに。わたしの右隣に堺さん、そしてせっちゃん、あきらさん。わたしの前にようこさん、隣に佐藤さんというふうに座った。この6人しかいないはずなのに佐藤さんの隣にもう一席用意してある。なんだろうとは思ったがそこでは聞かなかった。
[PR]
by webmag-e | 2007-09-18 21:42 | 番外編 おじさんと行く温泉−1